本日読了[171冊目]ポール・ギャリコ/矢川澄子(訳)『雪のひとひら』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「雪のひとひら



風のない雨の日は、地面打つ水音に静かな勢いを感じる。


風のない雪の日は、深々と積もる音のない白に荘厳な空の力を感じる。


はらはらと舞い落ちる雪のひとひらも、その身に埃や塵といった不純なものを含まなければ美しさを表すことはなかった。


今日も窓の外には無数の雪のひとひらが旅の始まりを感じている。



雪のひとひら (新潮文庫)

雪のひとひら (新潮文庫)