本日読了[169冊目]Charles Dickens/小池滋・石塚裕子(訳)『ディケンズ短編集』☆☆☆

一番気に入ったことば「世故いガキだよ、と、よくおふくろはぼくのことをこう呼んでいた。」



ディケンズの短編11編を所収した本。上記のことばは「ジョージ・シルヴァーマンの釈明」から。


面白かったのもあれば、イマイチ物語が入ってこなくてつまらないと感じたものもあった。


個人的には「ジョージ・シルヴァーマンの釈明」が一番でした。内気で愛されたい願望が強くて、捻くれてる。心の弱い主人公に共感してしまった。


Nursery Rhymes(Mother Goose)の流れを汲むイギリス文学にはナンセンスなものも多々あるらしい。僕は意味不明なものはあまり楽しめないんだよなぁ。わからないってことは恐怖だ。


この作品を元に講義をする博覧強記のK先生。90分の講義も導入から結末まで計算されていて素晴らしい。


作品をさらに深く味わえるようになる講義はまさに理想的です。