一番気に入ったことば「オーソモレキュラー療法」(栄養療法)
この本は食事から得られた栄養と脳内神経伝達物質の関係について書かれた本です。
学術的な知識についてはそれほど触れられてないので、一般に広く受けいれられ易いと思います。
「うつ」で悩んでいる人以外にも、体がだるくてやる気が出ないとか、イライラしたり感情の起伏が激しいと感じる人にも気軽に試せるのではと思います。
この本にも書いてあるが、ダイエットなどで肉類を控えることの危険性を提唱したり、脳はブドウ糖で働くからといって甘いものを摂れば頭が働くといった誤解を生みやすい常識は改善されるべきだと思います。
動物性の良質のタンパク質を摂取した後にビタミン、ミネラルによって神経伝達物質が合成される過程や、糖分の摂取が必要なのではなく、血中の血糖値やインスリン量の変化が重要であることなど、興味深い内容がありました。
著者は心の健康を保つために「糖質」「鉄」「亜鉛」「ビタミンB群」「タンパク質」の欠乏を防ぎ、バランスの良い食事をすることを提唱します。ファーストフードやインスタント食品、添加物、糖分の多い食品は身体だけでなく心の健康のためにも良くない。
速さと安さを求めた食事ばかりしている僕には耳が痛いです(-_-;)
僕にとって健康的な食生活は未来の理想です。
「うつ」は食べ物が原因だった! (青春新書INTELLIGENCE)
- 作者: 溝口徹
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2009/06/02
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 167回
- この商品を含むブログ (12件) を見る