今日の心理学用語4「投影法」

投影法 (projective technique)



「先にあげたロールシャッハテストや、バウムテスト(木の絵を描くもの)などの比較的自由度が高く正誤や優劣の評価を下せない課題を被験者に試行してもらい、検査者が被験者のパーソナリティを理解しようとする検査方法のこと。

想像力が重視される課題の遂行を通して、被験者の自由な連想、空想、想像とその過程を評価する。

この検査の利点として上げられているのは、無意識レベルの個性を測定するのが可能であるとされることと、回答者が意図的に結果を操作することが難しいといったことがあげられる。当然これは回答者が結果と評価の基準を知らないことが前提である。反面、テストの試行とその整理から評価の手間がかかることと、検査者によって評価に対して解釈の齟齬があらわれ、相当熟練した検査者であっても信頼性がさほど高まらないという問題点がある。

検査者の解釈の域を越えられないように思うが、行動科学または統計学を背景とするデータ解析の手法を用いて問題点を打開しようとする傾向がある。」




解釈や実利的な面白さを考えると完全に否定することはできない。がしかし僕自身も信頼性に対して疑問が払拭できない。


またこのような投影法による検査を基にした安易な心理テストが蔓延するための温床となっていることも、問題点の一つとしてあげられるのではないか。


僕は今は臨床心理分野とは別な領域にいるので、実利的なものよりも科学的なものを重視しています。もちろん心理学の領域を総合的に学んでいこうと思っているので、専門領域に拘らず心理学の様々な分野に目を向けていきたいと思います。周辺分野である生理学や脳神経科学、哲学とかにもね。