8月9日読了[130冊目]齊藤勇『図解雑学 世の中がわかる!社会心理学』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「セックスを求めるほうが「弱者」になる」



惚れた弱みというやつですか(^_^;)あると思います。


この本は雑学的で面白いです。ただ、どこまでが事実なのか、どんな研究があったかにはあまり詳しく触れてないので、あくまで心理学者の書くエッセイくらいの位置づけで読みました。ネット恋愛やDV、ゴミ屋敷の話など現代社会の諸問題に一題2ページで答えていくので興味あるところだけ読んでみてもいいのでは。


僕が興味のあるところを抜き出してみたいと思います。(一部自分の考えを含みます)


●若者に苦言を呈する中高年は、自分のフラストレーションを若者にぶつけている。精神分析で言うところうの防衛機制投射」である。また、認知効率を上げるために人は外集団均一性認知をする。「若者」「オヤジ」「男性」「女性」といった外集団を単純化して認知しているのである。
●「天然です」と自己紹介する女性は男性に好かれるための自己呈示ストラテジーを使っている。(本当の天然は自分が天然なのに気付かない。)
●本番に強い人、弱い人は、緊張下におかれて最もやり慣れている行動をとる。→ザイアンスのドライブ理論におけるドミナント反応
●キャラクターグッズはノンバーバルコミュニケーションである。話題作りや同じ趣味の友人に自己アピールしたり、(可愛いキャラが好きな私は可愛いというアピールだったり…。)
●第一印象を作るのはメーラビアンの「6・3・1の法則」。表情6、声の調子3、話す内容1。また、会う前の先行情報も第一印象に影響する。
●人間の脳は自動行動システムを持っていて、何度も同じことを言う、または聞くと無意識に体が動くことがある。これは催眠の誘導や自律訓練法に使われている。(これは使える…)
●男は求愛の時に雄弁になり、女は求愛の時に従順になる。結婚すると冷たくなるのは求愛という特殊な行動から普通の状態に戻るだけ。
●人は本心を話したいという自己開示欲求がある。ビジネス的な人間関係だけで自己開示欲求が鬱積するしてくると、自宅に帰りリラックス状態でブログなどに自分をさらけ出そうとする。
●幸福感の下方比較(自分より下の人と比較すること)は精神のバランスを保つ。(僕はそんなことをしている自分を卑下したりします)
●ネットでの集団自殺は、ネットにより少数派の意見に同意する不特定同意者とコンタクトをとり易くなったこと、また少数者同士が結ばれると結束が固くなり、同好の士を見つけた嬉しさを感じるため、行動が促進されることが要因となる。加えて集団心理の法則にリスキーシフトがある。集団で討議していると個々の平均的意見より危険な方に結論が向かっていくというもの。(反対はコーシャスシフト)(個々人の持つ意見よりも集団の意見は極端な方向に向かう傾向性を持つ。「集団極性化理論」)
●DVが長期化する理由として共依存があげられる。これは人間関係への依存である。夫は暴力を振っても謝れば許してもらえるということを学習して、妻はダメな夫に同情し、夫を支えてあげられるのは自分しかいないと思うようになる。夫が暴力を止めると共依存を支える自分の立場を失うので暴力を止めようとは思わなくなるのである。(暴力反対!)





世の中がわかる!社会心理学 (図解雑学)

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