一番気に入ったことば「だまされないためには、だます方法を知ることだ」
数字は信用されやすい、「統計データ」なんて名付けたらさらに信用度は増す。
でも実は統計で得られた数値も、提示者の恣意が含まれている場合がある。
たとえば、通常は「平均」は中くらいの数値だと思うであろう。しかし極端な数値が上位、または下位に少しだけあるだけで平均はかなりずれたりする。
グラフも見せ方によってはかなり印象が変わってしまう。
誰が(どこが)、どのような方法で調査したのか。問題が隠されていたり、すり替えられたりしていないか。どこかおかしなところはないか。
僕自身はこの本を読んで統計的グラフや統計データを信用できるものかどうか慎重に見る視点を得られたと思う。
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)
- 作者: ダレル・ハフ,高木秀玄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1968/07/24
- メディア: 新書
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