一番気に入ったことば「健康な人は誰でも、多少とも、愛する者の死を期待するものだ」
カミュを語るとき、必ず「不条理」という言葉が表れてくる。
不条理を読み解こうとするのは愚かだ。
自分に正直に生きようとすると世の中は生きにくい。
周りの大人は自分に向き合うことをやめ、「普通の人」を演技することに長けていく者ばかりな気がする。
読んでいると、曇りの日の陰鬱とした気分になるが、心は妙に落ち着いていて、思考は冷静になっていく。
悪くない。
- 作者: カミュ,窪田啓作
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1963/07/02
- メディア: 文庫
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