一番気に入ったことば「集合愚」
知的階級の人々が語るウェブ論は、なるほど知的な議論がなされていると思わせるものの、
どうも世間離れしていて、遠いところの話のように感じてしまう。
この本はネットの現状がどのようなものか書かれていて、一つ一つの事例が面白い。
ネットを利用する人の多くは書き込みより閲覧に時間を費やす。
そして面白い話題や動画を見つけては仲間内で話題を共有する。
テレビで同じドラマやバラエティーについて話題を共有するのと同じようにも思えるが、
見たいものがいつでも見られるところがネットの優位性である。
他国のネット事情は知らないが、日本人がよくやる「旅の恥はかき捨て」がネット上でも起こっている。
と思った。
- 作者: 中川淳一郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/04/17
- メディア: 新書
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