[55冊目]ひろさちや『愛の研究』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「仏教では”愛するな!””愛してはいけない”と教えています」


愛について宗教学、主に仏教からのアプローチがなされた本。


他の宗教と仏教の愛の定義をわかりやすく解説している。


著者のやわらかい文体に好感が持てた。


内容自体も非常にわかりやすくて面白かった。


ちなみに宗教は怪しいものではないので誤解をしないでいただきたいのだが、どうも日本人は宗教という言葉に好感触を持てないようだ。


そして愛という言葉は逆に好感の塊のようだが、大量消費される現状に僕自身はあまり好感を持てない。


世の中で当たり前のようにいいものだというと胡散臭く、悪いものだと言われていると本当にそうなのかと疑問を抱く。


そんな僕にとって世の中、つまりそれを構成する「人」は謎だらけだと思う。


愛の研究 (新潮選書)

愛の研究 (新潮選書)