[51冊目]内井惣七『ダーウィンの思想 人間と動物の間』☆☆☆☆

一番心に残ったことば「道徳性の起源」


前半はダーウィンの進化論についてダーウィンの私生活と合わせて紹介されているが、ダーウィンの進化論自体は周知の事実として広く知られており、特に見どころはなかったように思う。


やはり見どころは後半の道徳と生物との進化の関係だ。社会的動物としての人間がどのように道徳を獲得したのか、考えてみるのは面白かった。




世にはダーウィン産業と呼ばれる分野があるらしい。


ダーウィン研究とその著作で稼いでいこうという人が多いということだ。


すでにダーウィンの進化論自体は古典となりつつあると思うが、今だ取り上げられ話題に上ることが多いということは、それだけ魅力ある題材だということだ。


この本でも記述があるダーウィンの哲学者としての側面が、様々な分野に影響力を持つ要因だと思う。


ダーウィンの思想―人間と動物のあいだ (岩波新書)

ダーウィンの思想―人間と動物のあいだ (岩波新書)