一番気に入ったことば「「弱さ」「嫉妬」「復讐」から劣悪なものは生まれます。」
この本は爽快だ!面白すぎる!常にニヤニヤしながら読んでいたよ。
言葉使いが軽く読みやすい。本気で哲学したい人には嫌われそうだが・・・
とにかく批判批判批判である。キリスト教だけでなくキリスト教に依った哲学者をも批判。
そしてまた面白いのが章題に使われた訳者独自(だと思われる)「バカの壁」や「平気で嘘をつく」等の言葉。
そこに訳者自身の批判をも見出すことができてにやりとさせられる。
とにかく物事は盲目的に信じることをしてはいけない。ていうかそういうのは怖い。
批判精神にある意志の力。それが大事。
批判を真摯に受け止める強さも大事。ですね。はい。
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)
- 作者: フリードリッヒ・ニーチェ,適菜収
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 新書
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