[19冊目]郷原信郎『思考停止社会 「遵守」に蝕まれる日本』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「「裁判員制度」は「民主化」に基づき、やったほうがやらないよりよいという単純な発想」


この本を読んで思ったのは、自分の言いたいことは置いといて、まず題名に面白そうで興味をそそられることばをもってくることの大切さだ。


「思考停止」は大袈裟だろうと思っていたが、何冊も新書を読んでいるとちょくちょくこの言葉は使われているのがわかる。


そして「はじめに」で国民的ドラマ「水戸黄門」をもってくる秀逸さ。


本を書く人は大なり小なり読者の目を気にするものだが、「法」というお堅い題材がいかに生活と密着したところにあるか
という視点をもって語っていくのがうまいと思った。


現代社会の大衆が、迎合主義、先導主義へと自らを知らず知らずのうちに向かわせてしまう。そんなことを考えた。


また著者は思考停止社会からの脱却として、社会的要請に対する鋭敏さと人や組織の協力をあげている。


確かにこれらは妥当で、重要な視点だと思う。


サイバンインコにはワロタ。


人の言ったことを繰り返すだけですかそうですか。


思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)

思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)